習得重要度B憲法の試験ではたいして重要ではないが、行政書士試験に限って言えば、基礎法学や一般知識、薄いが行政法といった科目では出題可能性は十分ある。


議院内閣制について解説してきましたが、
この議院内閣制と対比して語られるのが「大統領制」です。

この大統領制について簡単に解説するとともに、
議院内閣制との比較について解説していくことにします。

大統領制とは

大統領制とは、国家元首ないし行政の長たる大統領を、
国民の選挙によって直接選出する制度です。

この政治体制を敷いている国は、まずはアメリカ合衆国ですね。
フランスもそう。

同じアジアでいえば韓国は大統領制ですし、
インドネシア、フィリピンも大統領制です。

日本においても、国政は議院内閣制ですが、地方はこの大統領制です。
厳密にはちょっと違いますが、広い意味ではここにカテゴライズしても
差し支えないと思います。
首長たる知事や市長などは、住民が直接選出していますよね?

任期が決まっていて、再選できる国もありますし、
できない国もあります。

責任については、議会から選出されたのではなくて、
国民からの直接選挙で選出されているので、
国民に対して責任を負います。

議会に対して責任を宇必要はありません。
議会も、大統領を辞任させる権限はありません。

議院内閣制との対比

議院内閣制と大統領制と対比してみました。

憲法の問題とはちょっと離れるかもしれませんが、行政書士試験の、とり
わけ、一般知識の政治の問題では出題可能性は十分にあります。

議院内閣制 大統領制
選出方法
(民主主義的観点)
首相は議員の中から議会が選出 国民の直接選挙
議会との関係 大臣は議員の中から選出、
議会出席発言権なし
議員との兼職禁止、
議会出席発言義務あり
議会との関係が破たんした場合 不信任か解散 不信任も解散もなし
権力分立との関係 緩やかな分離
(議会とは信託と責任)
厳格な分離

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