習得重要度C条文チェックで足りると思われる。一応、国家賠償請求権との違いは把握しておくべき。


第40条【刑事補償請求権】

何人も、抑留又は拘禁された後、無罪の裁判を受けたときは、法律の定めるところにより、国にその補償を求めることができる。

刑事補償請求権とは、
刑事手続において抑留・勾留された被告人に無罪の裁判があった場合に、
被告人が被った損害を填補するために、
国に対して補償を求める権利をいいます。

一見、
国家賠償請求権と同じように見えがちですが、
国家賠償の方は公務員の不法行為、いわば、国家の違法行為による損害の賠償ですが、刑事補償は、違法行為によるものではありません

捜査・公判段階で瑕疵があれば話は別ですが、
裁判によって被告人が無罪になるのは制度上、当然にあり得るわけで、
そこには国家の違法行為があったとはいえません。

無罪となった被告人は、それはそれでいいわけですが、
勾留・拘禁等で大きな人権侵害を受けたのは事実です。
そこで、それに対してそれ相応の補償はすべきだろうということです。

刑事補償法では、
無罪の確定判決を受けた被告人について規定していますが、不起訴の場合には規定がありません。判例では、場合によっては不起訴の場合も刑事補償請求権を認めるとしています。