試験科目でも授業科目でも、憲法は学問です。学問を学ぶための基本、それはテキストですよね?参考書と言ってもいです。「基本書」はこの時点ではこれらと同じと考えてください。とりあえずは、みんなまとめて「テキスト」にしておきます。

で、このテキストですが、やはり学問の学習の第一歩のですよね。
このテキストの読み込みは、憲法の勉強法の基本です。

高校の授業なら教科書、大学の講義なら指定の基本書、資格試験対策なら基本書か憲法の参考書がそれにあたるのかなとおもいますが、これらをしっかり読み込んでいくことが、憲法の勉強法の第一歩として実践すると良いと思います。

基本書は必要か?

基本書って、法学の学生さんならご存じのはずですが、おそらく、法学関係独特の呼び方だというのを聞いたことがありますが、確かに、理系の人はそういう言い方はしないそうですね。

基本書とは、定義付けると、「定義や法概念等を一定の立場からまとめた書籍」だそうです。いくつかサイト当たってみると、どこもこんな感じで書いてありました。

この「一定の立場~」というところがポイントなんだろうと思います。つまり、憲法学者が己の信じる立場で書いた書籍が基本書ということなのでしょう。

だから、大学の憲法学では、教授の指定する基本書がテキストになるわけです。教科書も、ある意味、それに近いものがあります。

しかし、資格試験用のテキストとしてはどうでしょう?

私の考えでは、司法試験受験生ならまだ利用価値はありますが、それ以外の資格試験受験生には必要ないと考えています。理由はいくつかあります。

資格試験受験生(司法試験を除く)が基本書を必要としない理由

  1. 初心者が読み込むには高度・難解すぎる
  2. 司法試験以外の法律系資格試験では、学説云々の問題は殆ど出題されない。論点問題については、判例から出題される
  3. 予備校本があれば十分足りる

それぞれ解説します。

1は、基本書は初心者にあまり優しくありません。表現が小難しいし、専門用語も補足なしにお構いなく出てきます。それと、試験用に制作されているわけではないので、記述が薄かったりします。

よく「行間を読む」なんて表現があったりしますが、そういうものに近い読み方を要求してきます、基本書は。初学者にそんなこと要求されてもね・・・って話です。面倒くさいことこの上ありません。

2ですが、司法試験以外では、論点の学説対立の問題など基本的には出題されません。論点については、判例が出ているところしか出題されません、原則として。だから、学説の立場なんて、必要ないのです、殆ど。

3。予備校本と呼ばれる、大手法律系予備校が出版しているテキストですが、これは、試験や大学の試験用に制作されています。だから、それで十分なのです。記述は簡単とは言いませんが、基本書に比べると雲泥の差、初学者にも対応しています。学説の分は、試験に必要な程度で書かれています。だから問題なし。

試験対策用テキストが良い

資格試験対策用のテキストは、試験対策講座を受講していれば、そこのレジュメを、そうでなければ、市販の試験対策用予備校参考書を購入して利用するのが良いと思います。

基本書は、司法試験受験生、しかも、ある程度勉強が進んだ人が必要だと思えば揃える程度でいいと思います。私が司法試験受験生だったころは、仲間で基本書使わなかった者でも合格していったのはいるし、基本書使っても私のように断念した者もいます。

ただ、独学で合格した者は知らないですけれど。

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