日本国憲法は、1947年5月3日に施行され現在に至っています。
それまでは、大日本帝国憲法が存在していたのはご存知だと思いますが、そこから
現行憲法は、どのような過程を経て成立・施行に至ったのでしょうか。

これが結構面白いというか興味深いというか。
ちょっとした史実なのですが、簡単にですが綴ってみたいと思います。

端緒はポツダム宣言受諾から

1945年7月26日に発せられたポツダム宣言には国体護持(※1)
の条項他がなかったため、当初はその受諾に際して政府内では議論が巻き起こりました。

しかし、その後のソ連側の日ソ中立条約の一方的破棄、広島・長崎の原爆投下によっ
て「国体護持」一点を条件に降伏文書に調印する旨、連合国側に通告、これに対する
回答を待ちました。ただ、連合国側の回答は微妙なものであり、取りようによっては
どちらとも取れる内容でした。

そして、その曖昧な中、日本政府は宣言を受諾することを決定、8月15日の玉音放
送(※2)になりました。

日本は第二次世界大戦に敗れました。一般的には無条件降伏とは言われていますが、
このような経緯からすれば、条件付きの降伏であるとの意見もあります。

そして、日本国憲法はここから始まりました。
ポツダム宣言には国体護持が具体的には盛り込まれていなかったため、国内的
にはそのあたりの混乱があったようですが、とにかく日本は武装解除しました。


  • ※1 「国体(こくたい)」とは、「国柄(くにがら)」と同義です。国の在り方とか国のアイデンティティーとか。そういった意味合いですね。
    わが国の日本の国体とは、「天皇を頂とすること」です。今の天皇制とは違います。少なくとも、日本国憲法が成立するまでは、有史からほぼ全ての日本人がそう考えていました。「護持」とはそれを死守すると言った意味合いです。
    日本国憲法なんて、日本の有史からすれば、「ナニソレ?」です。そんな「ナニソレ?」に国体を奪われる謂れはありません。
  • ※2 「玉音(ぎょくおん)」玉音とは、天皇陛下ご自身の肉声のことです。その放送ですから、陛下の肉声を流した放送ですね。
    当時は、天皇のお姿やお声を、一般国民が見ることはありえませんでした。

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